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1:一般の歯科診療と何が違うのですか?
今まで歯医者さんは痛くなってから行くところでした。
つまり歯医者さんの役割は虫歯を削って、そこに詰め物をして、後は歯のお掃除をするといったことだったと思います。
そこに使う材料は安価でただ壊れないための素材、つまり金属の合金を使用しています。
詰めた金属が壊れないのが良い歯医者さんで、使用する材料に何があるかの説明を受けている方は、いらっしゃらないと思います。
実は歯医者さんで使う合金の中には、体にとって良くないと言われている、「パラジウム」や「アマルガム」などの重金属が含まれていることが多いのです。
私達は、まず最初に、虫歯にならないように、そして虫歯になってしまってからはなるべく痛くないように、その治療が終わったら良い状態を保てるように、お手伝いをさせて頂きます。
その中でも体に優しい治療を進めるために、体にとって優しい材料を用いた治療を行います。
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2:保険診療はできますか?
患者様のご負担をなるべく少なくするために、なるべくコストのかからない方法をご選択させて頂きますが、被せ物については、現行の医療保険制度ではどうしても、体に優しい材料を用いると自費診療になってしまいます。
ただし、根の治療や保険治療が適応できるところは、ご相談の上保険診療をさせて頂きます。
3:遠方から受診したいのですがまとまった時間を予約することは可能ですか?
はい、可能です。
通常の診療では、初診にて現在の状態をチェックして今後の治療を説明、ご納得頂いた上で2回目から治療をさせて頂きますが、遠方からお越しの方については、あらかじめご連絡を頂き診療内容にご納得頂いた上で、まとまった時間をご予約頂きます。
ただし、ご連絡はなるべく早めに頂き、キャンセルがないようにお願いできれば幸いです。
4:メールでの相談、予約は可能ですか?
メールでのご相談は承っておりますが、ご予約は承っておりません。
ご相談に関しては、ご自身のお口の中の状態が時間によって変化することを考えても、最小限のアドバイスになります。
やはり一度ご来院頂き、しっかりとした検査の下でご相談頂ければと思います。
ご予約に関しましては、お電話にて状態を確認させて頂きたいので、御容赦頂ければと存じます。
5:仕事が忙しいので継続しての通院が難しいのですが応急処置だけでも大丈夫ですか?
基本的には、初診時にきちんとした検査とカウンセリングを行い、それに基づいた治療をしていくのがベストです。
そのために私達は、日曜日もご来院頂けるようにさせて頂きました。是非ご活用頂ければと存じます。
6:治療回数はどれくらいかかりますか?
患者様個人の状態によって異なります。
例えば虫歯が多い方、根の治療をする必要がある方は、通常の治療よりも長くなる可能性があります。
しかしその方にとって、なるべく早く治療が終われるように常に心がけています。
7:インプラントはしていますか?
大変申し訳ございません。当クリニックではインプラント治療は行っておりません。
8:インプラントはほとんどが体にとって害のないチタン金属なのになぜ行わないのですか?
私達は、体に優しい治療をコンセプトにしています。
インプラント治療を考えた時、それが成功した時には、お口の中だけでみると利点が多いことは確かです。
入れ歯に比べてしっかりと自分の歯のように噛むことができ、ブリッジのように隣の歯を削る必要がありません。まさにご自身の歯のような感覚で、大変よいものであると言えます。
ただし、これを体全体の一部としてみた場合にはどうでしょうか?
歯茎を切り、顎の骨を削って、金属の杭を打ち込みます。
そこには、天然の歯にある歯根膜とよばれる緩衝がないために、噛む力が直接伝わります。
その結果、顎に対する負担が増大するとも言われています。
また、整体やカイロなど東洋医学的な面からは、経絡(ツボ)の寸断につながるとも言われています。
インプラント体が打ち込まれる歯の根に当たる部分に、全身の健康状態に影響を与える経絡(ツボ)の存在があり、インプラント治療による全身への影響が懸念されています。
また、インプラント体自体が、携帯などから出る電磁波のアンテナとなり、頭痛や肩こりなどの不定愁訴とよばれるものを引き起こす可能性も否定できません。
以上のような観点から、私達は基本的にはインプラント治療をお薦めしていません。
9:歯の根の治療に使う薬が体によくないと聞きましたが本当ですか?
はい。ホルムアルデヒド系の薬品が歯科で使われています。
よく歯医者さんにいくと感じる、独得のイヤな匂いの一つがそれです。
シックハウス症候群の原因物質の一つでもあるホルムアルデヒドですが、実はこのホルムアルデヒドの水溶液であるホルマリンが、歯科では保険適用として認められています。
私達はホルマリン系の薬剤を使わずに、人間の骨にきわめて近いカルシウム系の薬剤を使用しています。
10:なぜ金属の被せ物は体によくないと言われているのですか?
現在保険適用されている金属の中には、様々な合金が含まれています。
その中には体にとって有害と言われている重金属の一つ、「アマルガム」や「パラジウム」があります。
特にアマルガムの中には水銀がふくまれており、長期間に渡り体内にあるとよくないと言われています。
また異なった種類の金属が口の中にあると、ガルバニー電流という電気が発生し、味覚障害や舌のピリピリ感なども生じやすくなります。
金属アレルギーなどの危険性もあります。
以上の事から私達は積極的にお口の中の金属を取り、体に優しい材料に替えていく治療を行っています。
11:金属はダメでも金やチタンなら大丈夫と聞きましたが?
金やチタンは確かに他の金属と比べると、アレルギーなどは起こしにくいです。
金については、アレルギーは起こしにくいですが絶対ではなく、審美的に??がつきます。
また現在チタンは、アレルギーを起こさない金属としてインプラントを始めとして広く使われています。
ただしインプラントにあるように、電気の良導体であることには変わりなく、電磁波のアンテナにもなりやすいと言われています。
やはりなるべくなら金属は用いず、使うとしても重金属がないプレシャスメタルというものを使うほうがよいと考えます。
12:アマルガムはなぜ体によくないのですか?
アマルガムについては海外でも賛否両論の意見があり、統一見解がまだまとまっていないのが実情です。
適正に使われたものには、高い抗カリエス作用があると言われています。
ただし、その成分の半分が水銀であり、妊婦さんや胎児に対する為害作用、金属アレルギーの原因になりやすいなど、否定的な意見が多いのも事実です。
現在保険適用されていますが、ほとんど使用されていない材料です。
13:セラミックは体に良く綺麗だが強度に問題があると聞いていますがどうですか?
はい、確かにセラミックは、金属と比べると強度の面で問題があります。
ただし、適切な技工と治療する歯の選択を間違えなければ、その大部分は問題ありません。
どうしてもセラミックでは割れてしまう恐れが有る場合には、「プレシャスメタル」という重金属が入っていない金属を使い、表面をセラミックでコーティングしたものを用います。
14:入れ歯を作る際には金属が出てしまうのは仕方ないのですか?
いいえ。私達のクリニックではまったく金属のない入れ歯をすることが可能です。
「ポリカーボネート」という新しい素材を用いることで、金属を使わない入れ歯をすることが可能になりました。